水文気象データが少ない流域における流域環境の将来予測へ向けた再解析データの利用方法の基礎的検討

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タイトル別名
  • Fundamental study on bias correction method for re-analysis data in hydrometeorological data scarce area

抄録

近年,降水量や降水パターンの変化などの気象変化が顕著になっており,将来の流域環境保全に向けた方策を検討するには,全球気候モデルGCMが多くの研究で利用されている.GCMを用いた検討を行うには,GCMに含まれるバイアスを補正する必要があり,そのためには20年以上の観測データが必要である.しかし,観測データが20年未満の流域は世界中に数多く存在しており,そのような流域では一般的に再解析データが利用される.再解析データは観測値を基に数値モデルにより再解析されているため,GCMと同様にバイアスが存在する.しかし,既往の研究では再解析データのバイアス補正手法に関する研究例が少ない.そこで本研究では,水文気象データが少ない流域を対象に,再解析データの補正手法について基礎的検討を行うことを目的とする.その結果,再解析の月降水量と観測値の降水回数,平均値,標準偏差の関係を利用することで,降水パターンを観測値と同程度となるように補正出来ることが分かった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205711339648
  • NII論文ID
    130005491896
  • DOI
    10.11520/jshwr.28.0_100120
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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