PM2.5 and Asian dust particles in the atmosphere in Hokuriku district: Influence of Asian continental origin and volcanic smoke

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  • 北陸地方におけるPM2.5および黄砂粒子の動態―大陸起源および火山噴煙由来の影響―

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近年、日本海沿岸域にアジア大陸からの多量の大気汚染物質が越境輸送されてきている。また、2010年以降桜島の火山活動が活発化しており、硫酸塩粒子を多量に含む噴煙が北陸地方に輸送されていることも確認されている。本研究では富山県内で、粒子状物質およびガス状物質を測定し、大陸起源物質や火山噴煙の影響について考察する。また、バイオエアロゾルモニターを用いて、粒子個数濃度と共に微生物個数濃度の計測を行った。2014年7月下旬に、高濃度のSO42- およびNH4+が観測された。同期間のSO2濃度は高かったがO3濃度は低かったことから、人為由来によるものではないと考えられる。後方流跡線解析の結果から、九州南部方面からの気流が卓越していたことや、7月18~19日に桜島で噴火が継続していたことなどから、桜島による火山噴煙の影響を受けていた可能性が考えられる。また、春期においては、アジア大陸からの越境汚染や黄砂粒子が度々観測され、黄砂粒子の飛来時には、バイオエアロゾルカウント数が増加する傾向がみられた。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680714605952
  • NII Article ID
    130005492141
  • DOI
    10.14862/geochemproc.62.0_103
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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