書誌事項
- タイトル別名
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- Subjective Well-being and Natural Capital in Japan—An Empirical Analysis Using Micro Data—
抄録
<p>自然環境の価値を評価する手法として,主観的幸福度を用いた分析が注目されている。そこで本研究も主観的幸福度を用いて,日本に存在する自然資本が地域住民にどのように評価されているかを分析した。本研究では資本を自然資本,物的資本,人的資本,社会関係資本の4種類に分類して分析を行った。分析に使用する主観的幸福度に関するミクロデータはWebアンケートにより日本全国から収集した。また日本全国から市区町村ごとの自然資本のデータと物的資本のデータを収集し,位置情報をもとに地域住民の主観的幸福度のデータと結合して分析した。回帰分析の結果,河川や湖といった開放水域と植林地が人々の幸福度と正の相関があることが分かった。つまり,人々の幸福度を増加させるという観点から見た場合,これら自然資本を整備するような政策が望ましい。</p>
収録刊行物
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- 環境科学会誌
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環境科学会誌 30 (2), 96-106, 2017
社団法人 環境科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679401145728
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- NII論文ID
- 130005519629
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- ISSN
- 18845029
- 09150048
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可