主観的幸福度と自然資本—ミクロデータを用いた分析—

  • 功刀 祐之
    早稲田大学政治経済学術院 早稲田大学環境経済・経営研究所
  • 有村 俊秀
    早稲田大学政治経済学術院 早稲田大学環境経済・経営研究所
  • 中静 透
    東北大学大学院生命科学研究科
  • 小黒 芳生
    東北大学大学院生命科学研究科 森林総合研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Subjective Well-being and Natural Capital in Japan—An Empirical Analysis Using Micro Data—

抄録

<p>自然環境の価値を評価する手法として,主観的幸福度を用いた分析が注目されている。そこで本研究も主観的幸福度を用いて,日本に存在する自然資本が地域住民にどのように評価されているかを分析した。本研究では資本を自然資本,物的資本,人的資本,社会関係資本の4種類に分類して分析を行った。分析に使用する主観的幸福度に関するミクロデータはWebアンケートにより日本全国から収集した。また日本全国から市区町村ごとの自然資本のデータと物的資本のデータを収集し,位置情報をもとに地域住民の主観的幸福度のデータと結合して分析した。回帰分析の結果,河川や湖といった開放水域と植林地が人々の幸福度と正の相関があることが分かった。つまり,人々の幸福度を増加させるという観点から見た場合,これら自然資本を整備するような政策が望ましい。</p>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679401145728
  • NII論文ID
    130005519629
  • DOI
    10.11353/sesj.30.96
  • ISSN
    18845029
    09150048
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
    • Crossref
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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