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- 田中 周平
- 京都大学 地球環境学堂
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- 今田 啓介
- 京都大学大学院地球環境学舎
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- 濱島 健太朗
- 京都大学大学院工学研究科
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- Tran Van QUANG
- ダナン工科大学
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- 藤井 滋穂
- 京都大学 地球環境学堂
書誌事項
- タイトル別名
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- ミズリヨウ ジッタイ ノ ゲンチ チョウサ ニ モトズイタ ベトナムコク ダナンシ ノ セイカツ ヨウスイ ノ リヨウ コウゾウ ブンセキ
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抄録
2011~2012年にベトナム国ダナン市において308世帯の水利用実態ヒアリング調査と97世帯の水利用量調査を行い,生活用水の利用構造を11の用途別に分析した.主な成果を以下に記す.1)用途別の水道水利用量(中央値)は風呂39.6 L, トイレ13.2 L, 洗濯10.8 L, 皿洗い10.6 L, 料理10.5 L, 洗面5.7 L, ガーデニング3.4 L, 床掃除3.3 L, 散水2.7 L, 飲用1.5 L, 洗車0.9 Lであり,合計102 Lであった.2)用途別の水利用量を重回帰分析により数式化し, 2020年, 2025年, 2030年の一人一日あたり水道利用量を予測した結果, 2020年に145 L, 2025年に161 L, 2030年には174 Lに増加することが分かった.3)収入の増加による水利用機器の変化,家族人数の減少による料理,皿洗い等の水量増加,地下水の利用率の低下等が,水道水利用量増加の主な要因であると考えられた.
収録刊行物
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- 土木学会論文集G(環境)
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土木学会論文集G(環境) 72 (7), III_387-III_395, 2016
公益社団法人 土木学会