大腸転移巣からの出血が発見契機となった肝外発育型肝細胞癌の1例

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  • A case of extrahepatic growth-type hepatocellular carcinoma presenting with bleeding from colonic metastasis

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抄録

<p>症例は60歳女性.鮮血便を主訴に当科を受診.下部消化管内視鏡検査で横行結腸に潰瘍面をともなう50mm大の粘膜下腫瘍と,造影MRI検査で肝内に腫瘍性病変を複数認めた.大腸粘膜下腫瘍の多発肝転移を疑い出血コントロール目的に横行結腸切除術を施行,中分化型肝細胞癌と診断した.術後に再検討した結果,肝S2から腹腔内へ発育する40mm大の多結節癒合型の肝細胞癌を認め,同腫瘍の血行性大腸転移と診断した.</p>

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