歩行時におけるArm swing,体幹回旋,及び骨盤回旋の非対称性の傾向とその相互関係に関する検討,並びにArm swingパラメータの検証

  • 平田 恵介
    埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科 リハビリテーション学専修博士前期課程
  • 国分 貴徳
    埼玉県立大学 保健医療福祉学部 理学療法学科
  • 一寸木 洋平
    国立障害者リハビリテーションセンター研究所
  • 久保田 圭祐
    埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科 リハビリテーション学専修博士前期課程
  • 園尾 萌香
    医療法人名圭会 白岡整形外科 リハビリテーション科
  • 金村 尚彦
    埼玉県立大学 保健医療福祉学部 理学療法学科 埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • ホコウジ ニ オケル Arm swing,カラダ カン カイセン,オヨビ コツバン カイセン ノ ヒタイショウセイ ノ ケイコウ ト ソノ ソウゴ カンケイ ニ カンスル ケントウ,ナラビニ Arm swing パラメータ ノ ケンショウ

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抄録

【目的】健常人歩行のArm swing,体幹,骨盤回旋運動の非対称性の傾向における一貫性,もしくは共通性を調査することで,制御上の相互関係の有無を検討する。またArm swingのパラメータとして質量中心(COM)の有用性を検証する。【方法】成人男性11名の4速度条件での歩行の三次元動作解析を行った。対称性の評価にSymmetrical Index(SI)を用い,平均値,標準偏差,分散を求めた。Arm swingは上腕仰角法と COM仰角法の2手法で解析し,積率相関分析を行った。【結果】Arm swing,体幹,骨盤でSIは10%以下であった。標準偏差,分散はArm swing,骨盤,体幹の順でばらつきが少なかった。上腕仰角法とCOM仰角法によるSIの結果は相関係数0.97(p<0.05)と高い類似性を示した。【考察】体幹,骨盤回旋に対し一貫した傾向のある非対称性を示したArm swingには,複数の制御因子の関与や独立した制御機構が存在する可能性が示唆された。<br>

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