エアマットレスが臥床中の呼吸機能へ与える影響

  • 井上 貴裕
    大阪警察病院 リハビリテーション技術科
  • 野中 紘士
    大阪府立大学大学院 総合リハビリテーション学研究科
  • 伊藤 健一
    大阪府立大学大学院 総合リハビリテーション学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • The Influence of an Air Mattress on Respiratory Function in a Recumbent Posture
  • エアマットレス ガ ガショウ チュウ ノ コキュウ キノウ エ アタエル エイキョウ

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抄録

〔目的〕臥床時の呼吸機能に対するエアマットレスの悪影響の有無を明らかにすることである.〔対象と方法〕健常者群19名と胸郭コンプライアンス低下群10名に対して,エアマットレスと標準マットレスの2つの条件下で臥位にて測定された呼吸機能を比較した.測定項目は,一回換気量,分時換気量,死腔換気率,呼吸数,呼気時間,吸気時間,全呼吸時間,呼気平均流量,吸気平均流量,吸気における腹部の隆起が開始するタイミングの10項目とした.〔結果〕両群ともにすべての測定項目で,エアマットレス上臥位と標準マットレス上臥位の間に有意な差は認められなかった.〔結語〕エアマットレス導入は呼吸機能へ悪影響を与えないことが明らかになった.

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参考文献 (10)*注記

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