G-CSF産生腫瘍へ変化した浸潤性膵管癌の1剖検例

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  • Autopsy of invasive ductal pancreatic carcinoma that transformed into a tumor producing granulocyte colony-stimulating factor

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抄録

<p>症例は64歳,女性.切除不能膵癌と診断し化学療法を施行した.病勢進行期に著明な白血球増加を認めた.血清中G-CSFは高値を示し,第511病日に死亡した.剖検を施行して,抗G-CSFモノクローナル抗体による免疫組織染色は,膵癌原発巣および肝転移巣の低分化腺癌部分で陽性であったが,高分化型管状腺癌部分では陰性であった.浸潤性膵管癌の脱分化の過程で,G-CSF産生腫瘍へ変化した症例と思われ,報告する.</p>

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