―主な変更点を中心に―

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  • Pathologic items in 6<sup>th</sup> Edition of General rules for biliary tract carcinoma with an emphasis on main changes

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抄録

<p>2013年11月に,胆道癌取扱い規約第6版が上梓された.第5版が出版された2003年9月からの10年間に蓄積された新しい成績や経験が加えられた.奇しくも2010年にWHO消化器腫瘍分類の改定があり,WHOで改定されたいくつかの病理学的事項も取り入れられた.胆道癌の病理診断に関連した主な修正,追加事項として,i)胆管癌が,肝門部領域胆管癌および遠位胆管癌に分類された.また,ii)前浸潤性病変として胆管上皮内腫瘍,胆管内乳頭状腫瘍,粘液嚢胞性腫瘍が新たに収載された.iii)神経内分泌腫瘍の病理診断では,膵や消化管での病理分類が,胆道系にも用いられることになった.本稿では,これらの変更点を中心に解説し,病理診断での具体的な応用に関して述べた.現在,第6版でのいくつかの病理学的事項に関して,議論があり,これらの問題解決のための提言も行った.</p>

収録刊行物

  • 胆道

    胆道 31 (2), 284-298, 2017

    日本胆道学会

被引用文献 (1)*注記

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