電撃性紫斑病による四肢切断者のリハビリテーションにおける義肢の工夫

DOI
  • 中村 隆
    国立障害者リハビリテーションセンター研究所 義肢装具技術研究部
  • 山﨑 伸也
    国立障害者リハビリテーションセンター研究所 義肢装具技術研究部
  • 中川 雅樹
    国立障害者リハビリテーションセンター病院
  • 田中 亮造
    国立障害者リハビリテーションセンター病院
  • 高橋 剛治
    国立障害者リハビリテーションセンター病院
  • 飛松 好子
    国立障害者リハビリテーションセンター研究所 義肢装具技術研究部 国立障害者リハビリテーションセンター病院

書誌事項

タイトル別名
  • Prostheses for a person of purpura fulminans with quadruple limb amputations

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抄録

<p>四肢切断者のリハビリテーションと義肢の適応に関する症例報告である.57歳,男性.電撃性紫斑病による四肢末梢の虚血性壊死により,両前腕,両下腿の切断に至る.リハビリテーションでは移動の確保や義肢の自己装脱着といった課題が顕在化し,義肢の改良とデバイスの活用が必要であった.本症例は我々が経験した同疾病による3例目の症例であったが,過去2例と比較して訓練の遂行に問題はなく,両側能動義手(手先具 : フック)とライナーを使用した下腿義足の適応となった.皮膚状態に問題がなかったこと,両前腕切断と両下腿切断であったこと,先行2症例の経験を踏まえた適切な義肢を選択したことが,順調な結果に至った理由と考えられた.</p>

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