救命された銃弾による子宮破裂の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Successfully Treated Uterine Rupture Caused by a Gunshot
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抄録
<p>25歳,妊娠6ヵ月の妊婦。腹部への銃撃を受け来院。搬入時,意識清明で,血圧120/60mmHg,脈拍140/minであった。心窩部に射入口と大網の脱出,左季肋下に射出口と小腸の脱出を認めた。腹部は膨隆し,広範に圧痛を認めた。腹壁下に児頭を触知し,胎児超音波検査で,胎児心拍は停止していた。腹部銃創による,子宮破裂の診断で,緊急開腹手術を行った。腹腔内には出血と子宮から脱出し死産となった胎児を認めた。腹腔内を検索すると,空腸損傷と子宮底部に完全子宮破裂が同定された。子宮の収縮は良好で,活動性の出血はなかった。小腸部分切除術と子宮破裂部の縫合閉鎖を行った。術後は順調に経過し,第7病日に退院となった。</p>
収録刊行物
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- 日本腹部救急医学会雑誌
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日本腹部救急医学会雑誌 37 (3), 471-473, 2017
日本腹部救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679713849088
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- NII論文ID
- 130005834747
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- ISSN
- 18824781
- 13402242
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可