シャントバルブ設定圧による3T MRIアーチファクト変化についての検討

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  • Comparing Artifacts of 3T MRI between the Difference of Programmable CSF Shunt Valve Pressures

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抄録

<p> 水頭症に対する脳室腹腔短絡術に対して圧可変式シャントバルブが広く用いられている. 内部磁石により圧設定変更が可能だが, MRI撮像時のアーチファクトが問題となる. われわれはAesculap社ProGAV2.0シャントシステムのバルブをボランティアの側頭部頭皮に密着させ, 3T MRI撮像を行った. 同一部位に設置して5cmH2O, 11cmH2O, 17cmH2Oと圧設定を変更したところ, 5cmH2Oの時に全モダリティでアーチファクトが一番大きく, 11cmH2O, 17cmH2Oの順に縮小傾向を認めた. 圧変更にてシャントバルブ内で正対する磁石の角度が変わり, これにより変化する磁場のためにアーチファクトが変化したと考えられた. アーチファクト低減が必要な際, MRI撮像前にシャント圧を変更することは1つの手段として考慮されると思われた.</p>

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