経皮的内視鏡下胃内手術で切除した胃絨毛状腺腫(径10cm)の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Gastric Villous Adenoma by Percutaneous Endoscopic Intragastric Surgery
  • 症例 経皮的内視鏡下胃内手術で切除した胃絨毛状腺腫(径10cm)の1例
  • ショウレイ ケイヒテキ ナイシキョウ カ イ ナイ シュジュツ デ セツジョ シタ イジュウモウジョウセン シュ(ケイ 10cm)ノ 1レイ

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抄録

稀な胃絨毛状腺腫に対して,胃内手術を行った症例を経験したので報告する.症例は78歳の男性.胃噴門部の長径10cmの巨大な絨毛状腺腫に対して,内視鏡的切除を試みるも困難であった.胃噴門機能を温存し,腫瘍の腹腔内散布を予防するために経皮的内視鏡下胃内手術を選択した.手術時の鉗子操作の自由度および腫瘍の取り出し口を考慮し,単孔式手術器具を用いた胃内手術とした.術後経過は良好であった.胃絨毛状腺腫は全胃ポリープ中,0.5%程度と報告される稀な疾患である.加えて,癌化率が高いとされているが,自験例では幸い悪性所見を認めなかった.

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