嚥下障害を来した Ramsay Hunt 症候群

• 山野 貴史

  福岡歯科大学総合医学講座耳鼻咽喉科分野

• 杉野 赳浩

  福岡歯科大学総合医学講座耳鼻咽喉科分野

• 尾畑 十善

  福西会病院神経内科

• 廣瀬 美香

  福西会病院神経内科

• 坂田 俊文

  福岡大学医学部耳鼻咽喉科

• 中川 尚志

  九州大学大学院医学研究院臨床医学外科学講座耳鼻咽喉科学分野

書誌事項

タイトル別名

• A case of Ramsay Hunt syndrome in a patient with dysphagia

抄録

帯状疱疹ウイルス感染による下位脳神経障害が原因で嚥下障害を来した症例を経験したため報告する。初診時に左軟口蓋麻痺、カーテン徴候、左咽頭筋麻痺、咽頭クリアランスの左右差を認め、迷走神経麻痺からの嚥下障害と判断した。30 日後の診察時でも軟口蓋麻痺の残存があり、初診時には認めなかった患側の声帯麻痺が確認されたが、咽頭収縮筋の機能は改善したため、早期に経口摂取可能になったものと思われた。

収録刊行物

• 耳鼻と臨床

  耳鼻と臨床 62 (5), 164-170, 2016-09-20

  耳鼻と臨床会

キーワード

• 嚥下障害
• Ramsay Hunt 症候群
• 迷走神経
• 声帯麻痺

詳細情報

• CRID: 1390001204572817280
• NII論文ID: 130006038627
• DOI: 10.11334/jibi.62.5_164
• ISSN: 21851034
• ISSN: 04477227
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2017018925
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可