好熱性細菌 <i>Bacillus hisashii </i>を経口給与した犬の糞中の代謝物の網羅的解析

DOI
  • 枡岡 久志
    株式会社スマック
  • 井藤 俊行
    千葉大学大学院園芸学研究科 京葉プラントエンジニアリング株式会社
  • 宮本 浩邦
    千葉大学大学院園芸学研究科 理化学研究所統合生命医科学研究所 株式会社サーマス
  • 中西 裕美子
    理化学研究所統合生命医科学研究所
  • 須田 亙
    理化学研究所統合生命医科学研究所 東京大学大学院新領域創成科学研究科
  • 宇田川 元章
    京葉プラントエンジニアリング株式会社
  • 松浦 真紀子
    株式会社サーマス
  • 服部 正平
    理化学研究所統合生命医科学研究所 東京大学大学院新領域創成科学研究科 早稲田大学理工学術院先進理工学研究科
  • 大野 博司
    理化学研究所統合生命医科学研究所
  • 児玉 浩明
    千葉大学大学院園芸学研究科

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抄録

昨年度、畜産分野で利用研究が進んでいる Bacillus thermoamylovoraus の近縁種である好熱性細菌 Bacillus hisashii N11T(国際寄託番号BP-863)の経口投与試験を実施し、血中成分、内臓脂肪の変化、並びに腸内細菌叢の生理的な変化について報告した。腸内細菌叢の解析の結果、投与後に Firmicutes 門の構成比が減少し、Bacteroides 門の構成比が増加していた。また、Firmicutes 門の中でも特に Clostridium 属Cluster XIに属する種が減少していた。この時、CT画像の解析の結果、脂肪領域の減少が確認され、併せて血中の脂肪代謝に関連する分子の変化が確認された。本年度は、これらの影響をもたらす要因を探索することを目的として糞中の代謝物の挙動を解析した。

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