コラーゲンゲルにおける細胞・組織の力学

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タイトル別名
  • Cellular and tissue mechanics in collagen gels

抄録

<p>間葉系細胞を播種したコラーゲンゲルは自発的に収縮する。この現象により作成された細胞-コラーゲンゲルは生体組織のモデルとして創傷治癒過程の研究や再生組織の構築などに広く利用されている。本研究では細胞-コラーゲン相互作用の観点からこの組織モデルにおける組織力学の基本的なメカニズムを探る。その結果:細胞-コラーゲンゲルの能動的な収縮過程において、単一線維芽細胞の出す牽引力は収縮しているコラーゲンゲルの弾性率に対して二相性を表し、その最大牽引力におけるコラーゲンゲルの弾性率は生体軟組織の弾性率と一致する。また、細胞-コラーゲンゲルの受動的な耐荷重過程で呈した多様な非線形特性はコラーゲン原線維のネットワーク特性に起因する。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 55Annual (3PM-Abstract), 200-200, 2017

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680246386688
  • NII論文ID
    130006077028
  • DOI
    10.11239/jsmbe.55annual.200
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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