DMAPAAグラフト繊維に担持されたチタン酸ナトリウムの組成およびそのストロンチウムイオン交換比の決定

書誌事項

タイトル別名
  • Determination of the Composition and Strontium-Binding Ratio of Sodium Titanate Impregnated onto DMAPAA-Grafted Fiber
  • DMAPAA グラフト センイ ニ タンジサレタ チタンサン ナトリウム ノ ソセイ オヨビ ソノ ストロンチウムイオン コウカンヒ ノ ケッテイ

この論文をさがす

抄録

ジメチルアミノプロピルアクリルアミド (DMAPAA) の放射線グラフト重合とそれに続く沈殿生成反応によって,チタン酸ナトリウムを市販の6-ナイロン繊維に担持した.DMAPAAグラフト繊維にペルオキソチタン錯体アニオンを吸着させたあと,水酸化ナトリウムとの反応によって,グラフト鎖内でペルオキソチタン錯体アニオンをチタン酸ナトリウムに転化した.得られたチタン酸ナトリウムを硝酸に浸漬し,硝酸中に担持物を全量溶解させた.グラフト鎖に担持された担持物中のチタンに対するナトリウムのモル比は0.76であった.この値から算出されたチタン酸ナトリウムの組成式Na3.8Ti5O11.9は,既報のチタン酸ナトリウムの組成比Na4Ti5O12とほぼ一致した.また,0.5 M塩化ナトリウムおよび0.05 M塩化ストロンチウムの混合水溶液中のストロンチウムイオンを吸着させたとき,モルイオン交換比は0.55であった.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ