-
- 爲近 真也
- 名古屋市立大学大学院医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学講座
-
- 前田 伸治
- 名古屋市立大学大学院医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学講座
-
- 和田 洵一
- 名古屋市立大学大学院医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学講座
-
- 大村 晋一郎
- 名古屋市立大学大学院医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学講座
-
- 岩垣津 志穂
- 名古屋市立大学大学院医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学講座
-
- 前田 智代
- 名古屋市立大学大学院医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学講座
-
- 難波 大夫
- 名古屋市立大学大学院医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学講座
-
- 新実 彰男
- 名古屋市立大学大学院医学研究科 呼吸器・免疫アレルギー内科学講座
この論文をさがす
抄録
<p>【背景】全身性エリテマトーデス(SLE)は,多彩な臨床症状・免疫異常・多臓器障害を呈する全身性自己免疫疾患であり,ときに重篤なマクロファージ活性化症候群(MAS)を合併する.【目的・方法】SLEおよび合併MAS病態の炎症病態の解明のため,当院を受診(2011/3月から2015/1月)したMAS合併SLE患者6例と治癒後MAS合併SLE患者5例,および高活動性SLE患者(SELENA-SLEDAI 10以上で尿蛋白2+以上の活動期ループス腎炎)4例,低活動性SLE患者(プレドニゾロン10 mg/日以下でSELENA-SLEDAI 5以下)9例,健常人4例の血清を用いてmultiplex ELISA(Q-PlexTM Array(QUANSYS Biosciences))により16種類のサイトカインを測定した.また,SLEと同様に自己免疫性MASを合併することが知られる成人発症スティル病(AOSD,ferritin 1000 ng/mL以上)患者6例の血清サイトカインも測定した.【結果】MAS治療後や低活動性SLEと比べ,MAS合併SLEではIL-6, IL-8, IL-15, TNF-αが有意に高値であった.高活動性SLEでも同様のサイトカイン上昇が認められたが,IL-15はMAS合併SLEにおいて有意に高値であり,AOSDにおいても同様にIL-15は高値であった.【結語】MAS合併SLEにおいて,IL-6, IL-8, IL-15, TNF-αが有意に上昇し,特にIL-15は自己免疫性MAS病態において有意に高値であった.</p>
収録刊行物
-
- 日本臨床免疫学会会誌
-
日本臨床免疫学会会誌 40 (4), 303a-303a, 2017
日本臨床免疫学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679630862080
-
- NII論文ID
- 130006219421
-
- ISSN
- 13497413
- 09114300
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可