散水・通気処理による焼却灰中塩素の挙動

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タイトル別名
  • Behaviour of chlorine in bottom ash during treatment by sprinkling water and aeration

抄録

異なる地域の4種類(A,B,C,D)の一般廃棄物等焼却主灰を用いて、散水・通気処理が焼却灰中のClの挙動に及ぼす影響について検証した。試験は円筒型カラム(φ104×400mm)を用い上部からの間欠的な給水と下部からの通気により行った。試験では散水強度や通気量の影響についても評価するため、同じ液固比で異なる処理時間(1日、50日)の処理区をそれぞれ設けた。Clの溶出量に加えて、XRDやSEM-EDSを用いて焼却灰の鉱物組成や元素分布についても解析を行った。Clの累積溶出量では焼却灰A,B,Cは50日区(通気有)が最も高いのに対して、焼却灰Dでは1日区が高く、これはCl含有量の結果とも合致した。焼却灰A,B,Cでは通気による炭酸化がClの洗出しを促進した可能性が示唆された。XRDの結果でも焼却灰BとDでは50日区(通気有)において異なる鉱物組成変化を示した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205590615936
  • NII論文ID
    130006233914
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.28.0_395
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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