立体ラジカル分子を用いた多孔炭化水素ネットワークの電子状態

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タイトル別名
  • Electronic structure of porous hydrocarbon networks

抄録

<p>本研究では、ラジカルスピンを有する最小の炭化水素分子であるフェナレニル分子(C_13_H_9_)の立体構造版と見なせる、[4,4,4]プロペラン派生分子 (C_18_H_13_)の電子物性を調べた。密度汎関数理論に基づく第一原理計算と有効遮蔽媒質法により、C_18_H_13_はsp^2^混成の炭素原子上にスピンが局在し、分子はS=1/2、2/3のスピン分極を有することがわかった。またこの分子を単位として2次元蜂の巣格子ネットワーク構造を形成すると、ネットワーク形状に強く依存した電子構造が発現することを明らかにした。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680936333696
  • NII論文ID
    130006244267
  • DOI
    10.11316/jpsgaiyo.71.2.0_1637
  • ISSN
    21890803
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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