ナノクリスタルによる医薬品粒子のマイクロアーキテクチャ
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- 丹羽 敏幸
- 名城大学薬学部製剤学研究室
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抄録
アーキテクチャ(建築学), 薬学領域では耳慣れない用語であろう.ナノテクと称される超微細加工技術が脚光を浴び,製薬領域でもナノクリスタル(ナノメーターサイズ結晶)に注目が集まって久しい.著者はこれまで,粉砕工程を起点とする医薬品粒子の設計に従事してきた.医薬品結晶を極限まで微細(サブミクロン)化し, それをレゴ・ブロックがごとく,再度マイクロメーターサイズの粒子へと組み立てる.医薬品特有の微粒子設計(マイクロ建築)である.本稿では,我々が開発した微粒子設計技法を紹介するとともに,構造体に組み込まれた医薬品としての機能について解説する.
収録刊行物
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- ファルマシア
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ファルマシア 54 (1), 41-45, 2018
公益社団法人 日本薬学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204501162752
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- NII論文ID
- 130006301447
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可