Galectin-9は優しい生理活性物質:恒常性を保つために状態に応じて機能を変える

DOI Web Site 参考文献16件 オープンアクセス
  • 平島 光臣
    香川大学医学部免疫病理学講座 香川大学医学部消化器・神経内科学講座 株式会社ガルファーマ
  • 仁木 敏朗
    香川大学医学部免疫病理学講座 株式会社ガルファーマ
  • 正木 勉
    香川大学医学部消化器・神経内科学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Galectin-9 Changes Its Function to Maintain Homeostasis

抄録

<p>Galectin-9(Gal9)/Ecalectinは細胞由来の好酸球遊走因子として同定された。Gal-9はアレルギーモデル動物やアレルギー患者の好酸球集積や活性化に置いて役割を示している。なぜならGal-9はin vitroおよびin vivoで遊走活性を示すとともに色々な局面で活性化の機能も示すと考えられる。最近の研究では好酸球に限らず種々の細胞に対して分化・成熟、凝集、接着、細胞死などでの機能を果たしていることが示されている。現在、我々を含む多くの研究者によって生理的および病的な状態におけるGal-9機能について研究が進められている。本稿では種々の疾病モデル(過剰免疫や免疫低下状態など)でGal-9が治療的効果を示す結果を紹介するが、このことはGal-9が恒常性を保つことで優しい生理活性物質としての役割を演じていると予想される。</p>

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参考文献 (16)*注記

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