08測−10−ポ−41(41) 鍼刺激が伸張—短縮サイクル動作の遂行能力に与える影響の評価
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- 寺田 和史
- 天理大学体育学部
抄録
<p> 鍼刺激は、伸張反射などの一部の固有反射を抑制する。一方、伸張反射は伸張-短縮サイクルを用いた動作(SSC動作)遂行の際に一定の役割を持つとされる。本研究では、鍼刺激のSSC動作遂行能力への影響の程度について評価した。若年男性11名を対象に、無作為に選択された片側の下腿三頭筋(承山穴及び承筋穴)への低周波鍼通電(5Hz、20分)を行った。その直前、直後及び1、24、48、72時間後に、片脚での5回のリバウンドジャンプ(RJ)を行わせ、RJ指数(跳躍高/接地時間)を算出した。また、足関節背屈自動可動域、腓腹筋内・外側頭の筋硬度(内・外側筋硬度)、Visual analogue scale(VAS)による自覚的感覚等についても同時に測定した。測定は両側(刺激側・非刺激側)に行った。全ての測定項目で、刺激側と測定機会における交互作用は認められなかった。刺激側別でのDunnett法による多重比較検定の結果、刺激側ではRJ指数、内・外側筋硬度において刺激直前と直後の間で有意な低下、及び、VASによる違和感等で同様に有意な上昇が認められた。非刺激側では、内側筋硬度にのみ同様に差が認められた。したがって、臨床においては鍼治療実施のタイミングに配慮の必要であることが示唆された。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 68 (0), 203_3-203_3, 2017
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205811639936
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- NII論文ID
- 130006351938
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可