人を対象とした医学系研究に関する倫理指針を考慮した研究計画

• 中田 由夫

  筑波大学

抄録

　「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」は、平成26年12月22日に公布通知され、それまでの「疫学研究に関する倫理指針」と「臨床研究に関する倫理指針」の見直しと統合が図られた。さらに、平成29年２月28日の施行通知により、「個人情報の保護に関する法律」等の改正に伴い、一部の改正が加えられた。これらの倫理指針の整備により、医学系研究では、倫理審査、研究内容の公開データベースへの登録、インフォームド・コンセント、個人情報保護、利益相反管理、試料・情報等の保管、モニタリング・監査等に関する細かな規定が設けられている。体育系研究においても、本指針に基づいた倫理審査がおこなわれており、医学系研究におけるいわゆる「お作法」を理解することは、体育系研究者にとっても重要である。そこで、本セミナーでは、本指針の概要を説明した上で、特に重要な事項、例えば、サンプルサイズの計算方法、ランダム化の方法、公開データベースへの登録方法等について解説し、研究計画を作成する際の留意点について講義する。

収録刊行物

• 日本体育学会大会予稿集

  日本体育学会大会予稿集 68 (0), 45_2-45_2, 2017

  一般社団法人 日本体育学会

詳細情報

• CRID: 1390001205813118976
• NII論文ID: 130006352283
• DOI: 10.20693/jspehss.68.45_2
• ISSN: 24241946
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可