外傷性上腸間膜動脈仮性動脈瘤および同動静脈瘻に対しVIABAHNを用い修復し得た1例

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  • Traumatic Superior Mesenteric Artery Pseudoaneurysm with Arteriovenous Fistula between the Superior Mesenteric Artery and Jejunal Vein Successfully Treated with VIABAHN Endoprosthesis

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抄録

<p>症例は24歳女性.路上に倒れているのを通行人に発見され,救急搬送された.来院時,腹部に刺創を認め,ショック状態であったため,緊急開腹止血術(肝縫合,中結腸動脈結紮)が施行された.第5病日のCTで上腸間膜動脈(SMA)仮性動脈瘤(SMAPA)とSMA–空腸静脈(JV)廔(SMAJVF)を認めた.SMAPAは経時的に増大を示したため早急な治療が必要と判断した.CTの計測でSMAPAの中枢・末梢側正常血管径が6.5・6.4 mmとほぼ一定で,1st空腸動脈(JA)分岐直後,SMAPAネック近位端,同遠位端,2nd JA分岐直前のそれぞれの間隔は13, 6, 9 mmで,計28 mmであった.7 mm径25 mm長のVIABHANを用いれば分枝閉塞なくSMAPAをカバー可能と考えた.第29病日にSMAへのVIABAHN留置とSMAPA塞栓術を施行し,併発症なく治療し得た.</p>

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