グラウンド端に近接した差動伝送線路を対象とした平衡度不整合モデルに基づくコモンモード電流低減量予測法の検証

• 松嶋 徹

  京都大学大学院工学研究科

• 渡辺 哲史

  岡山県工業技術センター

• 豊田 啓孝

  岡山大学大学院自然科学研究科

• 古賀 隆治

  岡山大学大学院自然科学研究科

• 和田 修己

  京都大学大学院工学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Validation of Prediction Method of Common-Mode Current Reduction Based on Imbalance Difference Model for Differential Transmission Line Placed Near Edge of Adjacent Ground Plane
• グラウンド タン ニ キンセツ シタ サドウ デンソウ センロ オ タイショウ ト シタ ヘイコウド フセイゴウ モデル ニ モトズク コモンモード デンリュウ テイゲンリョウ ヨソクホウ ノ ケンショウ

抄録

プリント配線板の近接グラウンド幅が変化する差動伝送線路では，線路がグラウンド端に寄るなどの非対称構造によりコモンモード放射が発生する。本論文では，線路が近接グラウンド端近傍に配線されている差動伝送線路を対象に，コモンモード放射の発生量を予測するための平衡度不整合モデルの精度を検証した。放射に最も寄与する全ての導体を同相に流れる2次コモンモード電流に着目し，近接グラウンド端からの距離が異なる試験基板を用いて，平衡度不整合モデル，実験，3次元電磁界解析により2次コモンモード電流変化量を比較した。その結果，提案する平衡度不整合モデルは最大3 dBの誤差で実験および3次元電磁界解析の結果と一致した。

収録刊行物

• エレクトロニクス実装学会誌

  エレクトロニクス実装学会誌 21 (2), 178-185, 2018

  一般社団法人エレクトロニクス実装学会

キーワード

• Imbalance Difference Model
• Common-mode Current
• Differential Transmission Line
• Noise Reduction

詳細情報

• CRID: 1390282679537808896
• NII論文ID: 130006407336
• NII書誌ID: AA11231565
• DOI: 10.5104/jiep.21.178
• ISSN: 1884121X
• ISSN: 13439677
• NDL書誌ID: 028889162
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I028889162
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jiep/21/2/21_178/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可