ERC中に排石を認めた遺残胆嚢管結石の1例

  • 伊達 博三
    昭和大学医学部外科学講座(消化器一般外科学部門)
  • 村上 雅彦
    昭和大学医学部外科学講座(消化器一般外科学部門)
  • 五藤 哲
    昭和大学医学部外科学講座(消化器一般外科学部門)
  • 茂木 健太郎
    昭和大学医学部外科学講座(消化器一般外科学部門)
  • 山下 剛史
    昭和大学医学部外科学講座(消化器一般外科学部門)
  • 古泉 友丈
    昭和大学医学部外科学講座(消化器一般外科学部門)
  • 藤森 聡
    昭和大学医学部外科学講座(消化器一般外科学部門)
  • 渡辺 誠
    昭和大学医学部外科学講座(消化器一般外科学部門)
  • 大塚 耕司
    昭和大学医学部外科学講座(消化器一般外科学部門)
  • 青木 武士
    昭和大学医学部外科学講座(消化器一般外科学部門)
  • 山崎 公靖
    山梨赤十字病院外科
  • 田嶋 勇介
    関東労災病院外科

書誌事項

タイトル別名
  • A CASE OF REMNANT CYSTIC DUCT STONES EXCRETED DURING ENDOSCOPIC RETROGRADE CHOLANGIOGRAPHY
  • 症例報告 ERC中に排石を認めた遺残胆嚢管結石の1例
  • ショウレイ ホウコク ERC チュウ ニ ハイセキ オ ミトメタ イザンタンノウカン ケッセキ ノ 1レイ

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抄録

症例は58歳男性.20XX年6月に胆石症に対し腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.術後は問題なく経過し退院した.術後2年6か月経過した頃より上腹部痛を自覚したため,当科受診した.血液検査上炎症反応の上昇と黄疸を認めた.腹部造影CT検査では胆嚢管の遺残と結石を認めた.遺残胆嚢管結石による遺残胆嚢管症候群と診断,前回の手術より,腹腔内の高度癒着が予想されたため,内視鏡的切石術を試みた.ERC中に排石した後は良好に経過し,退院後も症状は再発することなく経過している.遺残胆嚢管症候群は比較的稀な疾患であるが,内視鏡的治療により低侵襲に治療を行うことが可能であったため文献的考察をふまえて報告する.

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