河川遡上期におけるシロウオの突進速度に関する実験

  • 泉 完
    弘前大学 農学生命科学部地域環境工学科
  • 東 信行
    弘前大学 農学生命科学部生物学科
  • 丸居 篤
    弘前大学 農学生命科学部地域環境工学科
  • 矢田谷 健一
    建設技術研究所株式会社 東北支社 河川部

書誌事項

タイトル別名
  • BURST SPEED OF ICE GOBY (<i>LEUCOPSARION PETERSII</i>) DURING UPSTREAM RIVER MIGRATION PERIOD
  • カセン ソジョウキ ニ オケル シロウオ ノ トッシン ソクド ニ カンスル ジッケン

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抄録

小型通し回遊魚の一つであるシロウオの突進速度と遊泳できる限界の流速に関する実験を野外の現地河川で実施した.その結果,体長4cm台のシロウオの平均突進速度は40cm/s台の流速で最も速い値を示し,その速度は90cm/sで,体長の21倍の速度であった.シロウオが遊泳する流速と遊泳距離との関係を明らかにし,流速40cm/s以下の条件では,80%以上の個体が50cmの距離を前進できることがわかった.また,シロウオが遊泳できる限界流速は95cm/s程度までであり,突進速度に相当することがわかった.

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