新潟県中越大震災における避難形態の多様性に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Complexity of Evacuation against Chuetsu Earthquake
  • 長岡市と小千谷市におけるアンケート調査を通じて
  • By the Results of the Questionnaire Survey at Nagaoka City and Ojiya City

抄録

平成 16年 10月 23日 17時 56分に発生した新潟県中越大震災は、中山間地域を含む広範な地域に大きな被害をもたらした。 1995年に発生した阪神・淡路大震災に比べ倒壊建物や焼失建物、そして死者数が少なかった一方で、今回の震災においては避難者数の多さと避難行動の多様性が注目された。そこで本研究では被災地である小千谷市と長岡市の計 7地区を対象に、アンケートによって避難行動に関する悉皆調査を行った。その結果から自家用車での避難に代表される避難行動の多様性を子細に把握するとともに、地域の被災状況などがそれらの行動選択に及ぼす影響を考察した。加えて必ずしも避難所に避難しない可能性があるとの結果から、今後の防災対策のあり方にも言及している。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 40.3 (0), 715-720, 2005

    公益社団法人 日本都市計画学会

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