書誌事項
- タイトル別名
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- The effect of black or white clothing on self-perception of morality
- ハクショク マタワ コクショク ノ チャクイ ガ ドウトクセイ ノ ジコ ニンチ ニ オヨボス エイキョウ
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抄録
<p>社会における善悪判断を左右する道徳性が,外的要因により意識されないまま変化することが知られている。本研究は道徳性に変化を及ぼす要因の一つとして,着衣に注目した。特に,道徳性が白色および黒色と結びついていることに基づき,白色または黒色の着衣が,着用者の道徳性に関する自己認知に及ぼす影響を検討した。参加者は白色または黒色の衣服を着用した状態で,自己と道徳性の潜在的な結びつきを測る潜在連合テスト(IAT)に取り組んだ。その後,道徳性について顕在的な自己評定を行った。その結果,潜在認知と顕在認知のどちらにおいても,白服着用者の方が黒服着用者より,自己を道徳的に捉えていた。これらの結果を踏まえ,着衣が認知や行動に影響を及ぼす過程や,道徳性を変化させる要因について議論した。 </p>
収録刊行物
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- 実験社会心理学研究
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実験社会心理学研究 55 (2), 130-138, 2016
日本グループ・ダイナミックス学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679297946496
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- NII論文ID
- 130006789194
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- NII書誌ID
- AN00104794
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- ISSN
- 13486276
- 03877973
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- NDL書誌ID
- 030085998
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可