大静脈-肺動脈吻合術後のカテーテルアブレーションのための心外導管穿刺に対する経食道心エコ-の有効性

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  • Efficacy of Transesophageal Echocardiographic Monitoring during Cardiac Catheter Ablation in a Patient with Total Cavopulmonary Connection

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抄録

<p>先天性心疾患の術後の患者は心内構造が変化しており,カテーテルの挿入経路の確保や心内構造の把握も困難な場合がある.今回,大静脈-肺動脈吻合手術術後の患児に対するカテーテル治療において,経食道心エコーを併用し重大な合併症を起こすことなく麻酔管理を施行し得た.大静脈-肺動脈吻合手術術後患者はカテーテルアブレーションを施行する際,心外導管によって静脈系が分離しているため,静脈系から心房の伝導系にアプローチすることが困難である.そのため,心外導管を穿刺し心房側へカテーテルを挿入する.その際,経食道心エコーはカテーテルの位置確認や誘導に有用であった.</p>

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