排尿機構に関する検討

• 金子 茂男

  近畿大学医学部泌尿器科学教室

• 朴 英哲

  近畿大学医学部泌尿器科学教室

• 国方 聖司

  近畿大学医学部泌尿器科学教室

• 神田 英憲

  近畿大学医学部泌尿器科学教室

• 八竹 直

  近畿大学医学部泌尿器科学教室 現 旭川医科大学 泌尿器科学教室

• 栗田 孝

  近畿大学医学部泌尿器科学教室

書誌事項

タイトル別名

• STUDIES OF URODYNAMICS
• 第9報 間歇的肛門外括約筋電気刺激による尿意逼迫, 逼迫性尿失禁の治療
• IX: Electrical Control of Urge Incontinence

抄録

尿路感染症や下部尿路通過障害を伴なわず, 頻尿・尿意逼迫 (urgency) や逼迫性尿失禁 (urgeincontinence) を訴える14例と腹圧性尿失禁 (stress incontinence) を訴える核下型神経因性膀胱1例に対し, 間歇的な肛門外括約筋電気刺激療法を行なつた. 前者においては10例 (70%) に自覚症状の改善を認めたが, 後者においては著変を認めなかつた. 本治療法は電気刺激中, 肛門に軽度の疼痛を覚えるのみで他に副作用はなく, 刺激終了後も効果は持続しており, 中枢性排尿反射亢進によると考えられる尿意逼迫・逼迫性尿失禁・頻尿に対するすぐれた治療法である.

収録刊行物

• The Japanese Journal of Urology

  The Japanese Journal of Urology 74 (8), 1339-1345, 1983

  社団法人 日本泌尿器科学会

キーワード

• Urology

詳細情報

• CRID: 1390001205476277632
• NII論文ID: 130006932287
• DOI: 10.5980/jpnjurol1928.74.8_1339
• ISSN: 18847110
• ISSN: 00215287
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpnjurol1928/74/8/74_8_1339/_pdf
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可