蛍光抗体法での核小体染色は 抗RNA polymerase_I_/_III_抗体のスクリーニングに有用か?
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- 山崎 宜興
- 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
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- ホンカネンースコット ミンナ
- University of Florida
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- 池田 圭吾
- University of Florida
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- 山田 秀裕
- 聖マリアンナ医科大学
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- 尾崎 承一
- 聖マリアンナ医科大学
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- リーブス ウエストリー
- University of Florida
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- 佐藤 実
- University of Florida
抄録
目的:抗RNAP_I_/_III_陽性例での蛍光抗体法 (IF)での染色パターンを解析し、核小体染色が抗RNAP_I_/_III_抗体のスクリーニングに有用であるか否かを検討した。また、ELISA、免疫沈降法 (IP)との相関も解析した。方法:18例の抗RNAP I/III陽性血清をIF(HEp2細胞) 、抗RNAPIII ELISA, IP(35S標識K562細胞抽出液)で調べた。抗RNAP_I_/_III_抗体陽性血清(IP陽性)は 抗fibrillarinモノクローナル抗体との二重染色で核小体の一部が染色されているかを確認した。結果: 抗RNAP抗体陽性者18例すべては斑紋型核染色を示したが核小体染色は 44_%_のみであった。核小体染色はさらに、抗fibrillarin抗体との二重染色でさらに28_%_の血清で確認されたが、残る症例の核小体染色は陰性であった。この結果は100_%_の血清で核小体染色陽性であった抗fibrillarinや抗Th(7-2RNP)血清 と対照的であった。ELISAとIPの抗RNAP IIIレベル= 0.6127, P = 0.0089)、 抗RNAP _III_とRNAP Iレベル(IP)は正の相関を認めた(r = 0.6786, P = 0.0054)。抗RNAP _III_のELISA, IPでのレベルは核小体染色陽性例で有意に低かった (P < 0.01) 。一方で、抗RNAP_I_レベルの高い血清は、核小体染色が陽性であった。結論:核小体染色の有無は抗RNAP I/III抗体のスクリーニングとしては有用でなく、強皮症の症例では 抗核抗体のパターンに関わらず、抗RNAPIII ELISAを行うことが 適切であると考えられた。
収録刊行物
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- 日本臨床免疫学会総会抄録集
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日本臨床免疫学会総会抄録集 34 (0), 12-12, 2006
日本臨床免疫学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205524953088
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- NII論文ID
- 130006949177
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- ISSN
- 18803296
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可