LED色彩表示器の目立ち度に対するduty比の影響

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タイトル別名
  • Effect of duty ratio on the conspicuity of blinking colored LED lights

抄録

近年,LED色彩表示器が様々な所に設置されている.先行研究においては,1:1から1:40までduty比を変化させ,薄明視環境下における5色のLED刺激の目立ち度を測定した.ON時の輝度を一定にした条件であるため,1:1が最も目立つ結果となった.今回の研究では,各duty比でON時の輝度を変化させ,1周期におけるエネルギー量が一定として,目立ち度の比較を行った.5色のLEDについて,周波数は3Hzと6Hzの2種を用い,各々において1:1,1:5,1:10,1:20,1:40の5種類のduty比を採用した.1試行では,被験者の正面にある中心のポールから左右に13°の位置にある2本のポールに継時的に刺激を呈示し,一対比較法により,どちらが目立つかを答えさせた.1試行で比較する刺激は同周波数,同色で,duty比だけ異なる.各被験者で,200試行行った.結果により,どの周波数及びどの色でもduty比1:40の目立ちの評価が高く,次に1:20が続き,1:10, 1:5と1:1は目立ち度が低いことが示された.この結果から,ON時の輝度値が目立ち度を決める主要因の一つであると考えられる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205549230464
  • NII論文ID
    130006953674
  • DOI
    10.11515/ieijac.41.0.66.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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