LEDの眩しさ感とその個人差の検討

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タイトル別名
  • Study on glare of LED lamp and its individual variation

抄録

近年、車両用灯体のLED化が進んでいる。LEDは従来の光源に比べ、省スペース・低消費電力・長寿命など多くの利点が挙げられる。特にLEDストップランプはその応答速度から安全性の向上が予想されるため、LED化が急速に進んでいる。その一方で、信号待ちなどの状況における先行車両のLEDストップランプの眩しさがしばしば問題となっている。しかし、眩しさを抑える基準となる指標は確立されていない。そこで、本研究ではさまざまな波長特性のLEDに対して眩しさ許容限界の定量的測定を試みた。また、過去の研究により知られている明るさ分光感度の個人差と眩しさ感の関連性についても検討した。  その結果、赤LEDは従来の白熱球+赤レンズによる赤色光と比較すると許容度が低く、より眩しさを与えることが示唆された。また、青LEDは他のLED光源に比べて眩しさの許容限界が非常に低い結果となった。  各被験者の明るさ分光感度と眩しさ感について比較すると、色に明るさを感じやすい被験者ほど眩しさを感じやすい傾向がみられた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205550229760
  • NII論文ID
    130006954120
  • DOI
    10.11515/ieijac.40.0.109.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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