マイクロ波エマルション法によるシリカ、チタニア球状多孔体の合成

• 李 玲

  九州大学

• 稲田 幹

  九州大学

• 榎本 尚也

  九州大学

• 北條 純一

  九州大学

書誌事項

タイトル別名

• Synthesis of spherical porous silica and titania by microwave-emulsion method

抄録

マイクロ波照射下、W/Oエマルションを用い、ミセル内殻水相で加水分解反応により一段階でシリカ、チタニアの球状特殊多孔体を合成した。シリカ合成の場合は、部分加水分解したTEOSを水相とし、乳化剤TGCRを溶かしたヘキサンを油相としてW/Oエマルションを作製した。W/Oエマルションをマイクロ波により加熱したところ、粒径0.1～5μmの球状中空シリカが生成した。チタニア合成の場合はチタニア源としてTiOCl2を用いた。ヘキサンに乳化剤TGCRとTween80を溶かし、油相とした。W/Oエマルションをマイクロ波により加熱したところ、粒径0.1～2μmの球状チタニア粒子が生成した。チタニア粒子を800℃で焼成すると形態は変化せず、ルチル単相になった。

収録刊行物

• 日本セラミックス協会　年会・秋季シンポジウム 講演予稿集

  日本セラミックス協会　年会・秋季シンポジウム 講演予稿集 2009F (0), 3H18-3H18, 2009

  公益社団法人 日本セラミックス協会

キーワード

• 中空粒子
• シリカ
• チタニア
• 高比表面積
• マイクロ波エマルション法

詳細情報

• CRID: 1390282680595269504
• NII論文ID: 130006977137
• DOI: 10.14853/pcersj.2009f.0.3h18.0
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可