アルギン酸ゲルを堆積させたイオントフォレシス用電極材料の作製

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Preparation of alginic acid gel-deposited electrodes for iontophoresis application

抄録

イオントフォレシスは、イオン化した薬物などを電流によって経皮・経粘膜で体組織に導入する方法である。これは薬物の経口投与と比較して、(1)肝臓での初回通過効果の影響を受けない、(2)胃腸によるdegradationを受けない、(3)注射の痛みがない、(4)薬物の長時間投与が可能、などの特徴がある。しかしこのような電極では薬物の担持量や放出量は制御されておらず、長時間にわたる経皮投与の点で課題を残している。そこで本研究では、薬物の担持・放出が制御可能な高分子ゲル層を電極金属と接合させた電極材料の作製を目的とした。薬物担持層として正荷電の麻酔薬と相互作用するアルギン酸ナトリウムを用い、電場によるアルギン酸ゲル層の堆積と金属の接合性について報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205620121088
  • NII論文ID
    130006979618
  • DOI
    10.14853/pcersj.2010s.0.3e11.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ