ハマダラカ唾液腺におけるキサンツレン酸含量の定量分析
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- 新井 明治
- 自治医科大学 感染・免疫学講座 医動物学部門
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- Okech Bernard A.
- 自治医科大学 感染・免疫学講座 医動物学部門
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- 松岡 裕之
- 自治医科大学 感染・免疫学講座 医動物学部門
書誌事項
- タイトル別名
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- Quantitative analysis of xanthurenic acid in the salivary glands of <I>Anopheles stephensi</I>
抄録
マラリア原虫の生殖体形成は、ヒトからハマダラカへの伝播の最初の段階であり、トリプトファンの代謝産物であるキサンツレン酸 (XA) によって誘導される。我々はこれまでに、1) ハマダラカは吸血の際に唾液を中腸内へ飲み下すこと、2) ハマダラカの唾液腺にXAが含まれることを報告している。今回我々はHPLC-ECD分析により Anopheles stephensi の組織に含まれる微量のXAを定量する手法を確立し、吸血前後で唾液腺のXA含量がどのように変化するかを調べた。同一バッチのメス成虫をマウス吸血群と未吸血群に分けて唾液腺のXA含量を測定した結果、未吸血蚊と吸血蚊のXA含量はそれぞれ1匹あたり284±46 pgと128±66 pgであり、吸血による唾液腺XAの有意な減少が認められた。この結果は唾液腺のXAが吸血の際に中腸へ流入することで、生殖体形成誘導に寄与する可能性を示唆するものである。
収録刊行物
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- 日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集
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日本衛生動物学会全国大会要旨抄録集 57 (0), 10-10, 2005
日本衛生動物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205622236416
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- NII論文ID
- 130006982360
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可