光化学系IIのquality control:光・熱損傷D1タンパク質の分解に関与するFtsHプロテアーゼの分布と存在状態
書誌事項
- タイトル別名
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- Quality control of Photosystem II: localization and structure properties of the FtsH proteases involved in the degradation of photo- or heat-damaged D1 protein
抄録
高等植物葉緑体のチラコイド膜上で、光化学系II複合体(PSII)はチラコイド膜が複数重なったグラナに多く存在する。葉緑体が光・熱ストレスを受けると、PSII反応中心結合D1タンパク質が特異的に損傷を受け、FtsHプロテアーゼによって分解・除去される。その後、PSIIは新たに合成されたD1の挿入によって修復される。ホウレンソウからチラコイド膜、ストロマチラコイド、グラナ、PSII膜、およびPSIIコア膜を調製し、FtsH抗体を用いたウエスタン分析を行ったところ、FtsHはストロマチラコイドに多く存在することが分かった。従って、損傷を受けたD1タンパク質の分解はストロマチラコイドで行われると考えられる。大腸菌のFtsHプロテアーゼは直径数nmの六量体リング構造をしていて、その分子量はおよそ400kDaである。葉緑体チラコイド膜において、六量体FtsHが存在しているのかどうかは明らかではない。ここでは、ホウレンソウのチラコイド膜におけるFtsHの分布、存在状態および安定性について報告する。
収録刊行物
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- 日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
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日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集 2009 (0), 0577-0577, 2009
日本植物生理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680607221376
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- NII論文ID
- 130006991251
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可