北陸地方(福井県坂井市三国町)における、エネルギー資源作物としてのヤナギの可能性

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タイトル別名
  • Cultivability of Willow as an energy resource crop in Hokuriku district

抄録

<p>エネルギー資源作物として、早成樹であるヤナギが北欧を中心に栽培されている。日本でも下川町において生産量と栽培方法が研究され、目標収穫量は10トン/ha/年以上とされている。福井県坂井市三国町では、木質バイオマスエネルギーを活用したモデル地域づくりが推進されており、森林からのC材の安定供給の他に、平地でのエネルギー資源作物としてヤナギの栽培を試みている。本研究では当地域におけるヤナギ生産性のポテンシャルを評価することにした。ヤナギは当地域の河川敷より成長の良いカワヤナギ・タチヤナギ11個体を選別し、枝を20cmに裁断後、2015年2月に清水植物園が管理する0.1haの畑に直挿しした。土壌は地下1m程度まで発酵したスギ樹皮(バーク)を土と混合し(バーク区)、また0.01ha(10m×10m)には牛糞を主体としてバーク及び土を混合(牛糞区)した。2015-2016年のバーク区のヤナギは伐採調査可能なサイズにまで到達せず、解析を行うことができなかった。一方牛糞区では11クローン中10クローンで目標の10ton/ha/年を越えるサイズとなり、最大で20ton/ha/年以上の生産性を示した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680686084096
  • NII論文ID
    130007021045
  • DOI
    10.11519/jfsc.128.0_75
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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