モンゴル北部森林地帯における山火事後の植生回復
-
- 松井 哲哉
- 森林総合研究所
-
- 上條 隆志
- 筑波大学生命環境系
-
- 齊藤 哲
- 森林総合研究所
-
- 玉井 幸治
- 森林総合研究所
-
- 平田 晶子
- 森林総合研究所
-
- Undarmaa Jamsran
- Mongolian University of Life Sciences
-
- Oyunsuvd Sumya
- Mongolian University of Life Sciences
-
- 本江 大樹
- 筑波大学生命環境系
-
- 中園 悦子
- 東京大学生産技術研究所
-
- 竹内 渉
- 東京大学生産技術研究所
書誌事項
- タイトル別名
-
- Vegetation recovery after forest fire in the forested areas of northern Mongolia
抄録
<p>山火事跡地における森林バイオマスの損失とその後の回復の状態を把握するために、バイカル湖の南方に位置する、モンゴル国北部Bulgan県, Khaylganat村近郊Khantai山脈の、森林と草原の移行域において、2016年6月29日~7月8日に山火事跡地の森林調査を行った。比較的最近に山火事が発生したと推定される場所において、合計8個の20m x 20mプロットを設置し、プロット内の立木・倒木および切り株のサイズや種類組成、草本層の種類組成、表層土壌の水分状態などを記録した。その後、切り株やプロット周囲の生存樹木の樹高、D0~DBHの関係から回帰式を構築することで、山火事前の樹木のDBHを推定した。また樹種ごとに既発表のアロメトリ式を用いて、山火事前後の樹木のバイオマスや樹種構成の変化を定量化した。衛星画像による山火事発生年代の推定を行った結果、山火事発生年代は、2009年頃と推定された。また、山火事後の新規加入によるバイオマスの回復はわずかであり、山火事後のバイオマスが大きい箇所は、山火事前からの生存個体の貢献が大きいことが明らかとなった。これらのデータは、衛星データを使った山火事跡地の抽出におけるリファレンスデータとなりうる</p>
収録刊行物
-
- 日本森林学会大会発表データベース
-
日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 492-, 2017
日本森林学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205710392960
-
- NII論文ID
- 130007021665
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可