南米半乾燥地原産マメ科3樹種の乾燥に対する成長と葉の水分生理
書誌事項
- タイトル別名
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- Leaf water relations and relative growth rate in response to drought in three semi-arid South American legume trees
抄録
<p>ブラジルの半乾燥熱帯において、緑化目的で導入されたマメ科のProsopis julifloraは侵略性が高く、在来種のMimosa hostilisやMimosa verrucosaとの競合が問題となっている。これら3種のポット苗の水分条件を3段階(対照区:-0.005MPa, 乾燥処理区:-0.01MPa, -0.1MPa)で制御して、水分ストレスに対する順応機構の違いを調べた。その結果、P. julifloraは乾燥処理区において、耐乾性の指標である吸水限界時の水ポテンシャル(πtlp)がMimosa属2種よりも有意に低い値を示したため、最も高い耐乾性を持つと思われた。3樹種の対照区に対する相対樹高は、耐乾性が最も高かったP. julifloraがMimosa属2種よりも高く、乾燥ストレス下でも成長量を維持した。さらに、実験期間における1ヶ月間の蒸散量もP. julifloraの方がMimosa属2種よりも低かった。これらの結果から、P. julifloraは高い乾燥耐性と低い水消費により、乾燥環境下における在来種との競合に有利であることが示唆された。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 379-, 2017
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680687606528
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- NII論文ID
- 130007021832
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可