地上レーザデータから抽出した樹冠量と材積の関係

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タイトル別名
  • The relationship between tree crown size and stem volume extracted from terrestrial laser data

抄録

<p> 現在、森林情報の取得には航空機レーザの活用が進んでいる。しかし、航空機レーザデータのみによる胸高直径や材積の推定には限界がある。そこで、近年、注目されている地上レーザと組み合わせることで推定精度を上げることができないかと考えた。それにはまず、地上レーザデータにより再現した樹冠と胸高直径や材積の関係を把握する必要がある。また、胸高直径と材積をつなぐ材積式の精度は高齢級林分において確認されていない。したがって、本研究では地上レーザを用いて樹冠量と材積の関係を明らかにすることと材積式の精度を検証することを目的とした。本研究の対象地は京都府立大学大枝演習林(50年生スギ林と80年生ヒノキ林)である。まず、地上レーザデータをもとに樹冠量として最大樹幹幅、樹冠表面積、樹冠体積などを測定、算出した。そして、算出した各樹冠量と胸高直径や材積との関係を検討したところヒノキでは相関が認められた。また、実際に伐採した試料木のデータから材積式と区分求積の2通りの方法で算出した材積を比較した。結果、材積式の推定精度は高かった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845712965399936
  • NII論文ID
    130007375837
  • DOI
    10.11519/jfsc.129.0_238
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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