原発事故の影響の少ない北陸地域のコナラの枝のサイズとCs-137濃度との関係
書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between branch size and Cs-137 concentration under the less influence of Fukushima accident
抄録
<p>福島第一原発事故後、きのこ原木利用のための放射性セシウム濃度の指標値が50Bq/kg以下とされ、原木生産に多大な影響を及ぼしている。シイタケ原木には主に直径10~20cm程度のコナラが使用され、実際に伐採する以前に原木に使用する部位のCs-137濃度を簡易に把握することが出来れば効率的な生産につながる。樹体のCs-137濃度は原発事故による直接汚染の他に経根吸収で決まり、本研究ではその経根吸収の特徴を明らかにすることを目的とする。福島第一原発事故による直接汚染が無視できる石川県、富山県の合計18個体から、6クラスの直径階で円板試料を採取しCs-137濃度を測定した。Cs-137濃度を常用対数とした片対数目盛でみた場合、Cs-137濃度は幹枝の直径の増加と共に直線的に減少した。加えて、幹・枝断面積に占める樹皮面積の割合にもサイズ依存性がみられた。Cs-137減衰直線の傾きと樹皮面積の減衰直線の傾き間には有意差は認められなかった。今回の解析では直径が10mm増加するごとに枝のCs-137濃度は約5%減少する計算結果となった。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 817-, 2018-05-28
日本森林学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763012033152
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- NII論文ID
- 130007376531
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可