田辺三菱製薬の創薬最前線:フロンティア疾患領域における創薬─標的疾患の体系的病態解析に基づく創薬パラダイムへの変革─

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タイトル別名
  • Drug Discovery in Frontier Therapeutic Sciences of Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation

抄録

<p>田辺三菱製薬は2007年10月に田辺製薬と三菱ウェルファーマとの合併により誕生し、多発性硬化症治療薬であるイムセラ®、2型糖尿病治療薬であるテネリア®、カナグル®など、独自性の高い自社創製医薬品を世に送り出してきている。規制、業界、関連科学領域における創薬環境の変化に伴い、①標的疾患の病態解析による標的分子選定、②標的分子の特性にふさわしい創薬モダリティーの選択、③非臨床および臨床研究の融合による成功確度の向上と非臨床検討の効率化を基本とするマーケットインを志向した創薬プロセスを構築し、新規疾患領域における創薬に取り組んでいる。特に、臨床研究を活かしたターゲットバリデーションとバイオマーカー探索は死の谷を越えるための必須のプロセスと位置づけて、創薬パラダイムの変革を推進している。</p>

収録刊行物

  • MEDCHEM NEWS

    MEDCHEM NEWS 26 (2), 62-66, 2016-05-01

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845712967252992
  • NII論文ID
    130007383308
  • DOI
    10.14894/medchem.26.2_62
  • ISSN
    24328626
    24328618
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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