ストレッチング体操が植込み型除細動器あるいは両心室ペーシング機能つき植込み型除細動器を装着した運動習慣のない慢性心不全患者の血管内皮機能と運動耐容能に与える影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Stretching Exercises on Vascular Endothelial Dysfunction and Exercise Capacity in Chronic Heart Failure Patients with an Implantable Cardioverter Defibrillator or Cardiac Resynchronization Therapy-defibrillator
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抄録
<p>【目的】植込み型除細動器(以下,ICD)あるいは両心室ペーシング機能つき植込み型除細動器(以下,CRT-D)を装着した慢性心不全(以下,CHF)患者に対するストレッチング体操が,血管内皮機能と運動耐容能に与える影響を検討した。【方法】対象をICD あるいはCRT-D が植え込まれた運動習慣のないCHF 患者32 名(男性27 例,平均年齢69 ± 9 歳)とし,ストレッチング体操を実施するストレッチング群と対照群に無作為に分類した。4 週間の介入前後の反応性充血指数(以下,RHI)と6 分間歩行距離(以下,6MWD)を評価した。【結果】ストレッチング群のRHI と6MWD は,介入前と比較して介入後に有意に増加した(P <0.01,P <0.01)。介入前後のRHI と6MWD の変化量は,有意に正相関(r =0.53,P < 0.05)を示した。【結論】ICD あるいはCRT-D 患者に対するストレッチング体操の効果として,血管内皮機能障害と運動耐容能の改善が考えられた。</p>
収録刊行物
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- 理学療法学
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理学療法学 45 (3), 175-182, 2018
日本理学療法士学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288038341504
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- NII論文ID
- 130007398274
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- ISSN
- 2189602X
- 02893770
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可