自然画像における刺激の複雑さが色域拡大効果に与える影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Influence of complexity of image on color gamut expansion effect
抄録
<p> 本研究は,物体の周囲の彩度が高い場合に物体の見えの彩度が低下する効果である色域拡大効果について明らかにすることを目的とする.実験では,自然画像をflower,wool,pumpkinの3種類用意した.それらを注視する要素のターゲット領域とそれ以外の背景領域に分け,ターゲット領域,背景領域にそれぞれ表面情報や形状情報を失わせる処理を独立に施し,各条件を組み合わせることによって実験刺激を作成した.これらの実験刺激を用いて,均一背景上のマッチング刺激がターゲット領域と同じ見えになる彩度を求めることで,自然画像の刺激の複雑さが色域拡大効果にどのような影響を与えるかを測定した.その結果,pumpkin画像において,他の画像より色域拡大効果が発生しやすかった.今回行った条件では,自然画像における色域拡大効果には画像依存性があり,ターゲット領域は単純で背景領域は物体のエッジなどの細かい情報があり,色分布がオリジナルに近似している際に最も色域拡大効果が大きいことが示唆された.</p>
収録刊行物
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- 日本色彩学会誌
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日本色彩学会誌 42 (3+), 183-, 2018-05-01
一般社団法人 日本色彩学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845712973756160
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- NII論文ID
- 130007405523
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- ISSN
- 2189552X
- 03899357
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可