二次元レジリエンス要因尺度を用いた看護学生のレジリエンス特性の学年による違い

  • 杉本 千恵
    滋慶医療科学大学院大学医療管理学研究科
  • 笠原 聡子
    滋慶医療科学大学院大学医療管理学研究科
  • 岡 耕平
    滋慶医療科学大学院大学医療管理学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Grade Level Differences in Resilience of Nursing Students Measured Using Bidimensional Resilience Scale
  • ニジゲン レジリエンス ヨウイン シャクド オ モチイタ カンゴ ガクセイ ノ レジリエンス トクセイ ノ ガクネン ニ ヨル チガイ

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抄録

<p>目的:看護学生のレジリエンスの学年による違いとソーシャルサポートとの関連を検討した.</p><p>方法:看護専門学校1から3年生246名に対し自記式質問紙調査を実施した.項目は属性,二次元レジリエンス要因尺度(BRS),ソーシャルサポートとし,一元配置分散分析と重回帰分析を行った.</p><p>結果:BRS資質的要因の統御力(F2,227 = 3.2, P = 0.042)は1年生より3年生で,獲得的要因では問題解決志向(F2,227 = 6.2, P = 0.002)と自己理解(F2,227 = 7.3, P < 0.001)が2・3年生で高く,他者心理の理解は差がなかった.自己理解には学校生活に関わる実習教員(β = 0.22)などのサポートが,他者心理の理解には恋人(β = 0.21)など学外他者が影響した.</p><p>結論:自己理解,問題解決志向,統御力のレジリエンスが高学年で高く,その育成には学校内外の他者によるサポートが関与した.</p>

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参考文献 (3)*注記

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