目次/ミニ特集にあたって/表紙の説明
抄録
ミニ特集:専門・認定薬剤師を知る<br>ミニ特集にあたって:薬物療法,副作用対策などについての高度な知識・技術を備えた薬剤師を育成するための手段の1つとして認定・専門薬剤師制度がある.我が国においては既に30以上の認定制度が存在し,認定を取得した薬剤師は医療現場の第一線において活躍している.しかし,これらの認定は学会が行っている場合がほとんどであり,客観的な評価がなされておらず,質が担保されていないなどの問題点もある.そこで本ミニ特集号では,専門・認定薬剤師制度の現状や今後の展望について,米国における認定薬剤師制度や,他職種の認定制度の状況,チーム医療で活躍する専門・認定薬剤師の活動状況を踏まえながら,今一度考えてみることとしたい.<br>表紙の説明:『本草綱目記聞』は尾張名古屋の本草家・水谷豊文(1779〜1833)の著作で,1,920種の草木を収載した自筆本60冊が武田科学振興財団杏雨書屋に所蔵されている(貴460).表紙はその内の芍薬と牡丹の図である.両者は同じボタン科であるが,草本の芍薬Paeonia lactifloraの根の薬効成分はペオニフロリンで,漢方では鎮痛・鎮痙に用いる.一方,木本の牡丹P.moutan(P.suffruticosa)は古来,木芍薬とも称され,根(牡丹皮)は駆瘀血に使用された.薬効成分のペオノールについて1888年に長井長義が論文を発表している.
収録刊行物
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- ファルマシア
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ファルマシア 54 (8), 748-749, 2018
公益社団法人 日本薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288050156032
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- NII論文ID
- 130007429461
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可