活動状態依存性に変化するHRVダイナミクスと主観的睡眠評価

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タイトル別名
  • State-dependent HRV dynamics and their correlations with subjective sleep quality

抄録

<p>活動度や心拍変動(HRV)を長期計測し、そのダイナミクスを用いて被験者の生理機能や病態を特徴づけようとする研究は数多くある。しかし、HRVダイナミクスは姿勢や睡眠覚醒などの生理状態によって変化することから、機能的な特徴づけは簡単ではない。本研究では、22名の被験者(男14名、女8名、年齢分布23±3才)について、3軸加速度から状態カテゴリ(歩行、座位/立位、臥位)を推定すると共に、HRVを同時計測し、その状態依存性ダイナミクスを求めた。さらに、被験者の生理機能を総合的に特徴づけるために、最も深い睡眠である徐波睡眠を基底状態と考え、その時のダイナミクスを基準として状態依存性HRVダイナミクスを相対化した。また、主観的な睡眠評価と対応付けて解析を行った。その結果、主観的な睡眠評価によって3状態のHRVダイナミクスの関係性に違いがみられた。今後、睡眠の質と心臓血管制御系ダイナミクスについてさらに詳細に調べていきたい。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual56 (Abstract), S331-S331, 2018

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763047458816
  • NII論文ID
    130007483884
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual56.s331
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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